2011年5月28日土曜日

大正の美意識と遊び

30日までガレリア表参道で、江戸町人の美意識〜『残したい美しいもの・渡辺八重子展』を開催中です。江戸時代から続くちりめんなど絹の細工物の技術を継承し、次の時代に伝えようと努めていらっしゃいます。本当に小さな小指の先ぐらいの布まで、捨てずに丁寧に継ぎ合わせ使ってきたかつての暮らし方に頭が下がります。しかも、美しく、季節感のある形が楽しいのです。椿、桜、かきつばた、金魚、ホオヅキ…。
工夫しながら、楽しんで針を進めた女たちの姿が浮かびます。縫うという技術も生活から遠くなりました。便利な大量生産の時代は、多くの暮らし技術を失わせたのだとあらためて思います。半襟を附けるのが、やっとという自分が恥ずかしく感じます。
また、渡辺さんのキモノの見事な着こなしを見ていただきと思います。
今日は大正時代の柳模様のキモノに刺繍の帯。お太鼓いっぱいに狆が刺繍されています。そのデザイン性の高さ、技術の巧みさに目を見張りました。
ぜひご覧いただきたいと思います。

2011年5月11日水曜日

佐久・内山で山菜を

佐久市の内山という地域は、群馬に抜ける街道筋にあります。来週の15日に『ポール・ウォーキング&山菜祭り』が開催されます。
はなももの花がピンク、赤、白などの鮮やかな色を見せています。渓流の流れの音を聞きながら、ご一緒に歩いてみませんか。
過疎化が進む内山ですが、『昔暮らしの里』として、渓流釣りや炭焼き、山菜採りなどの体験メニューや体験宿泊施設『田舎家』も準備しています。昨年来わたしもいろいろアドバイスに参加しています。

今日は15日の打ち合わせや試食のために、雨の内山を訪れました。
雉そばも結構でしたが、初めて食べた『こうれん葉』と地元で呼ばれる山菜は(写真)ヌルッとした食感と上品な苦味が絶品でした。15日の山菜料理が楽しみです。