2011年6月17日金曜日

街歩きのすすめ

3月の大震災の後から、朝の散歩を始めた。毎日ではないが、30分ぐらいのコースで、大体は善光寺に向かって、少しづつ脇道に入ったり、迂回したりしている。知っているつもりの自分の住む町が、実は知らないことばかりであり、人の暮らす風情に温かさやしみじみしたものを覚える。特に取り残されたような長屋や古い建物に心惹かれる。
小さなお稲荷さんに手を合わせたり、掃除をしている方と黙礼したり、そういう時間がありがたく感じられる。東北の惨状を目にして感じたのは、私たちは暮らす場所、土地から生きる活力や安らぎや、お金には替えられない多くのものをもらっているということである。
その土地を捨てなければならない、飯舘村をはじめ多くの人たちに、誰がどう保証できるというのだろう。今朝の散歩で発見した、町の八百屋さん。朝早くから活気があった。曲がったきゅうりが一山、二百円。大型店が出来て、消えていった、町の魚屋、豆腐や…地味な商売が手堅く並んでいた町をもう一度、取り戻したいと思うのは、無理だろうか。

2011年6月14日火曜日

デッサンのクラス始まる

今日からガレリア表参道でデッサンの教室が始まりました。モデルを描きたいという、画家の小山利枝子さん、中山徳幸さんからの声があり、月二回のペースで開始しました。
お二人も講師というより、一緒に描いてアドバイス程度ならという、ユニークなクラスです。
画家の描く素描のタッチや線の美しさにも触れられます。初めての方でも気楽にご参加ください。